2022年1月15日(土)15〜17時『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社)刊行記念イベント
「その夕飯のステーキ、誰が焼いたと思ってるんですか?——経済学をわたしたちの手に取り戻す」

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』の翻訳本刊行を記念して、訳者の高橋璃子さんと編集担当の渡辺真実子さんをお招きしてのトークイベントを開催します。本書は「いかに経済学のシステムや論理が男性中心に作られているか」ということを、論理的かつ明快に(そして切れ味鋭い皮肉を添えて)私たちに示してくれる1冊となっています。経済学というとなんだか敷居の高いもののように思えてしまいますし、実際に「経済(学)本」の類は多くの専門用語やなんやらをこれでもかと披露することで権威性を付与しているものが多くあったりします。が、本書はそのような「強がり」のない開かれた本であり、というか、その「強がり」こそが「男性中心的」な振る舞いであること、かつ何故そのような振る舞いを経済学(者)の理論は伴わなければならなかったのか、というようなところまで考えさせてくれるものだと、経済のことが正直よくわかっていない店主は思いました。ということでマルクスに一切触れてない人でも大丈夫だし、資本主義とシフォン主義の区別がついてない人でも大丈夫です。もちろん本書を未読の方も。気軽にお越しください。
・経済理論を考える際に必ず登場する「経済人」というものがいかに男性的であるか(女性を含むそのほかの存在が排除されているか)
概要
*オンライン開催(zoomでの対談形式)に変更になりました