昨年秋に刊行された『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』(ヘウレーカ)に関連して、共著者の吉野靫さんと前川直哉さんによるトークイベントを開催します。
本書の内容に添いつつジェンダー/セクシュアリティやマジョリティ/マイノリティに関する基本をおさらいし、日々直面する「クソな現実(社会)」について考える会になりますが、同時にそこには確かに希望があるということを確認できる時間にしたいと思います(たとえばつい最近だと差別発言をした首相秘書官が即更迭されたりとか……)。
また、吉野さん・前川さんそれぞれが当事者としてこれまで活動してきたなかで手応えを感じたことなどを話してもらいつつ、マイノリティのみでの活動で生じる限界に対してマジョリティができることとはなんなのか、つまりいかにして「連帯」が可能なのかについて、さまざまなエンターテインメント作品からもそのヒントを探ります。
この世は(クソだけど)捨てたもんでもない。微かだとしても確かな希望を、各々がつかみ取れることを願っています。