こんばんは。おはよう。ごきげんよう。私は幽霊。あなたにしか見えていないみたい。だからまわりのみんなをびっくりさせないように、気をつけてね。あなたはおしゃべりしているつもりでも、みんなには独り言に見えてしまうから。
だからとりあえず、私が一方的に話をしておくね。え? 幽霊なんていない? いないと言われても、いまここにいるのがその証明だよ。少なくとも、あなたが私のことを憶えているうちは、私は幽霊として存在していられる。掃除機に取り憑いた幽霊がそう言ってたから、これは間違いないよ。根拠がない? う~ん、確かに根拠はないんだよね……でも根拠がないからこそ信じられるってこと、あったりしない? ないんだったら、いまからその実例を作るから、いったん私の話を聴いてみてよ。照明はつけないでいてね。
BOOKS(TORE) are haunting, here and there.

本屋の幽霊は、かつて本屋があった場所やその近くに不意にあらわれます。
この世界のどこにでも。あるいはあなたの記憶/物語の中に。
