2025年11月24日(月・祝)13時〜15時 『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』『歴史修正ミュージアム』刊行記念イベント「アメリカの信仰・文化・歴史をめぐる闘争を考える」

『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』『歴史修正ミュージアム』刊行記念イベント「アメリカの信仰・文化・歴史をめぐる闘争を考える」

【企画概要】


加藤喜之『福音派――終末論に引き裂かれるアメリカ社会』(中公新書)と小森真樹『歴史修正ミュージアム』(太田出版)刊行を記念して、イベントを開催します。

信徒が集うキリスト教の教会と人々が歴史や芸術、科学などに関する展示を見に来るミュージアムは、一見したところあまり相互に関係がないように見えますが、いずれも人々に特定の文化的な価値観を伝える窓口になります。社会に対してどのように文化や歴史を提示するかという点において、このふたつは非常に大きな影響力を持っています。このイベントでは、上記2冊の新刊の著者である加藤喜之さんと小森真樹さんをお招きし、とくに現代のアメリカ合衆国を主なフィールドとして、人々が考える文化的な「伝統」というものはどのように作られ、どのように社会に対して提示されているのか、そしてそれを市民はどう受け取っているのかということを考えます。アメリカ合衆国においては頻繁に文化をめぐる闘争が起こっており、第二次トランプ政権発足以降はこれが激化して日本でも頻繁に報道されていますが、このトークでは信仰と展示というふたつのキーワードを通してこの長きにわたる闘争の背景を考え、公共空間における表象や文化のあり方を今一度見直してみることを目指します。

【登壇者】


加藤喜之
小森真樹
北村紗衣 *司会・進行

加藤喜之(かとうよしゆき)

立教大学文学部教授.1979年愛知県生まれ.2013年,プリンストン神学大学院博士課程修了(Ph.D取得).東京基督教大学准教授,ケンブリッジ大学クレア・ホールやロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの客員フェローなどを経て,現職.専門は思想史,宗教学.
共著『記憶と忘却のドイツ宗教改革』(ミネルヴァ書房,2017年),『ルネサンス・バロックのブックガイド』(工作舎,2019年),Petrus van Mastricht (1630-1706): Text, Context, and Interpretation(V&R,2020年),『日本史を宗教で読みなおす』(山川出版, 2025年)など
NewsPicksでトピックス「宗教とグロバール社会」(https://newspicks.com/topics/religionandglobalsociety/)を運営中。

小森真樹(こもりまさき)

武蔵大学人文学部教授、立教大学アメリカ研究所所員。専門はアメリカ文化研究およびミュージアム研究。美術・映画批評の執筆や、雑誌、展覧会、オルタナティブスペースの企画にも携わっている。著作に、『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』(講談社、2024)、「ミュージアムで『キャンセルカルチャー』は起こったのか?」(武蔵大学人文学部、2024)などがある。企画としては、ウェブマガジン〈-oid〉(2022–)、古民家の多目的スペース「かじこ」(『かじこ|旅する場所の108日の記録』三宅航太郎、蛇谷りえと共著、2010)、「美大じゃない大学で美術展をつくる|vol.1 藤井光〈日本の戦争美術 1946〉展を再演する」(『藤井光〈日本の戦争美術 1946〉展を再演する』ART DIVER、2025)、「美大じゃない大学で美術展をつくる|vol.3 SOS 応答と対話で『何か』を探す」(武蔵大学、2025)などを手がける。

北村紗衣(きたむらさえ)

武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。ウィキペディアンとしても活動。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』 (白水社、2018)、『批評の教室』(ちくま書房、2021)、『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(筑摩書房、2024)など 。

開催日:2025年11月24日(月・祝)13時〜15時

12時30分頃より開店、受付開始
イベント終了後、19時頃まで通常営業

定員
店内:15名ほど
配信:無制限

アクセス
JR/京成幕張駅より徒歩6分
〒262-0032 千葉県千葉市花見川区幕張町5-465-1-106
*車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。
*バリアフリー対応のトイレは徒歩2分ほどのマックスバリュー店内にあります

配信について
・ツイキャスを利用します(会員登録不要)
・アーカイブ(録画)もご利用可能です
・zoomの字幕機能を活用予定です

そのほか
お問い合わせは本屋lighthouseまでお願いします。
books.lighthouse@gmail.com